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|2019.09.19

南向きの土地と北向きの土地

グリーンフォートそらのに来場されるお客様から、よく南向きと北向きの土地の違いについて聞かれることがあります。実際には、西向き、東向き、南西向きの土地などさまざまありますが、そらのに限っては北向きと南向きの土地が多いのでこのようなご質問を頂くのだと思います。

なので今回は北向きと南向きの土地に絞って、そのメリットとデメリットを解説します。

南向きの土地

まずは南向きの土地です。土地に対して、道路が南側にあり、土地に入る際に南側から入るような土地を「南向きの土地」、もしくは「南入りの土地」といいます。

南向き土地のメリットとデメリット

南向きの土地は日当たりがいいということで人気も高いです。建物をプランする上でも南側にリビングなどの居室を配置するように計画することが多いので、大きな窓を取ることで明るい室内空間になります。リビングの窓を開けても遮蔽するものがなく開放的な空間になります。お庭を設けるスペースがあれば、リビンクとお庭が繋がった理想的な配置もできます。

ただ、そんな人気の土地だからこそ、お値段が北向きと比べて少し高くなっている場合があります。また、道路側に大きな窓を設けるので、全面道路の交通量や人通りが多いと、目線が気になり、せっかくの大きな窓も一日中カーテンを閉めておかないと落ち着かない。という方もいらっしゃるかと思います。

同じように、洗濯物を干すスペースです。南側にバルコニーが欲しいと思われている方は、道路から洗濯物が見えにくいような工夫が必要だと思います。せっかくのかっこいいデザインのお家も、常に洗濯物が見えると生活感が出てしまって台無しになる可能性もあります。

北向きの土地

次に北向きの土地です。土地に対して道路が北側にある場合です。そらのでもそうですが、南側に住宅や建物が建っていることが多く、日当たりが悪い、暗い。といったイメージがあると思います。

北向きの土地のメリットとデメリット

先程少しお話したように、お家のプランを計画する時は南側に居室を配置することが多いことから、南側に建物があると居室に光が入りにくい、北側隣地の建物が近いと圧迫感を感じるいということが最大のデメリットではないでしょうか。

逆に、道路側から見えない位置にリビングや洗濯物を干すプランになるので、外からの視線が気にならないというのがメリットになると思います。また、北側道路の場合は南側道路に比べて価格も安くなっていることがあります。なので、上手くプランを作成することで北向きの土地でも理想のお家を建てて頂くことができると思います。

北向き土地のプラン

北向きだからといって候補の土地から外してしまう前に一度プランをお考えになることをオススメします。では、北向きの土地でも明るい室内空間になるようなプラン案をご紹介します。

    • 天窓や吹抜けを通して光が入るプランを採用する。

窓も、南側は高い位置に設けると光が入りやすくなります。

    • 家の配置をなるべく北側に寄せる。

駐車場や後退距離のこともありますが、なるべく道路側に建物を寄せて北側隣地の建物との間隔を離すことによって、光を入りやすくします。

    • 西側・特に東側の現況を見て窓の計画をする。

日中だけでなく、朝日が入る方向も考えながら窓の計画をします。家族がお家にいる時間の多くが、朝と夕方から夜にかけてです。夕方から夜は日が落ちているので朝の時間帯に光が差し込む明るい空間をつくることができれば、室内が暗いというイメージが和らぐと思います。

    • クロスや内装建材で明るい色を使う

白いクロスは光を反射します。また、内装建材、特に床材のトーンを明るくすることで室内全体が明るくなります。

    • 照明の色に気をつける

いままで照明の(光の)色といえば電球色(オレンジ)と昼白色(白)でした。電球色は雰囲気がでるけど少し暗い。昼白色は明るいけど寒々しい感じで雰囲気がでない(事務所のような)というメリットとデメリットがありあしたが、最近ではオレンジ色と白色の間の色、中間色もあります。中間色は太陽光の光に近いと言われています。日中どうしても照明を着けないといけない箇所はこの中間色を使われるのもいいかもしれません。

いかがでしょうか。北向きの土地だからといって最初から候補のリストから外すのはもったいない気がします。住居地域や、廻りの環境によってまた違うかもしれませんが、土地をお探しの際、また現地を見られる際は、敷地の方向性だけでなく隣地の建物や建物の窓の位置、全面道路の状況など周辺状況も合わせてチェックしておくことが大切です。

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