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|2019.09.06

木造の家は長持ちするのか 透湿防水シートの機能と役割

今日はそらので建設中の分譲住宅を見に行ってきました。棟上げ工事が終わり、透湿防水シートが貼られていました。

今日は、弊社の分譲住宅でも注文住宅でも使っているこの透湿防水シートの機能と役割について少しだけご案内したいと思います。

透湿防水シートとは

名前の通り、湿気を通し(透湿)、水を通さない(防水)機能のあるシートです。なんだか聞いたことがある人は聞いたことがある機能だと思います。アウトドアーが好きな方はピンとくるかもしれません。そうです、これはちょとランクの高いテントやアウトドアーのウエアの生地に使われているゴアテックス (Gore-Tex)とまったく同じ機能なんです。

「ゴアテックスのテントが欲しいけど、年に数回しか使わないし安い方にしておこう・・・」「ゴアテックスのパーカーカッコいいけど、高いし普通のナイロンにしょうかな・・・」

今までこんな妥協を繰り返してきました。「家が丸々ゴアテックスと同じ素材に包まれてるなんて!」とテンションが上がるのは僕だけでしょうか。

[透湿防水シートの役割1] 湿気をためない通気工法

弊社の住宅は木造です。柱や梁、土台などあらゆるところに木材が使われています。木造の家にご興味のある方は「木は生きてるんですよ~」「人間と同じで、木も呼吸しているんですね~」なんて少しうさんくさい説明を聞かれた方がいるかもしれません。木が生きているか・・・死んでいるか・・・それは個人個人の感じ方というか、感性なので・・・深くは追及しません。笑

ただ、聞こえがいいので「木は生きてるんです~」って説明する時もあります。そして、木が呼吸をしているというのは間違いありません。しかし、人間の呼吸と木の呼吸は違います。「湿気が多い時には周りの湿気を取り込み、乾燥しているときには湿気を吐き出す。」これが木の呼吸です。

それは家の梁や柱に使われている木材でも同じです。湿気が多い時は湿気を取り込んでくれます。そして、乾燥している時は自身から湿気を吐き出します。そして、その吐き出した湿気は、先ほどの透湿防水シートを通って外部へと放出されます。正確には、透湿防水シートを通ったあと、躯体(柱)と外壁材の間に設けられた通気層という所を通って外部へと放出されます。これが木造の家で良く使われている通気工法です。この通気工法により、木材や躯体の内部を乾燥した状態が保てるので、木が長持ちするのに適した環境を維持することができます。

[湿防水シートの役割2] 腐食を防ぐ

透湿防水シートの大きな役割のもう一つが躯体に水分が入るのを防いでくれます。木の点滴は水。水を含んだ木は腐ったり、シロアリなどの害虫が発生する原因にもなります。このシートは湿気は通しますが、水分はしっかりと防いでくれます。木を濡らさないというのは、木造の家の長持ちの秘訣です。

木造の家は腐らない?

木造の家は腐るんじゃないのか?そんな疑問をお持ちの方も、ここまで読んで頂ければご理解頂けたかと思います。木は何もしなければ腐ります。ただ、木にとって適した環境を整えてあげれるような工事をすれば、木は長持ちします。

実際、今でも何百年前に建った木造の建造物が存在し、100年前に建てられた古民家を改修した飲食店や宿が、現役で使われていたりします。昔から高温多湿の日本は木造建築物が適していると言われてきています。正しい工法とメンテナンスをしてあげれば、木造の家は長持ちします。そして、その影には、僕らの見えないところで日々湿気を吐いたり吸ったりしてくれている木材たちがいるんです。そう考えると、木も生きているかのように、なんだか愛着がわきますね。

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